今年の夏は暑さも涼しさも駆け足でやって来ては、とっとと去って行くような潔さを感じる。
9月になってから今日にかけてかなり涼しく凌ぎやすい。
8月は藪入りとかお盆の行事でそれぞれ散ってしまった親族が集まって絆を大事に思う月。まず、8月15日夕方にご先祖様をお迎えし早くも16日夕方には送り火を焚いてお送りするのが一般的な行事と思う。
我が家のお盆の行事は「絆」なのだという気持ちの重さが勝っていて姉妹の都合を聞きながら集まる日時を決めている。特に今年は、私の勝手の部分が大きいので妹たちには早く集まりたかった、待ち遠しかった…に、違いない。8月下旬にお盆の集まりを持った。

我が姉妹全員が揃ってのお迎えをしたいと思っているので
皆の都合を伺って8月のお盆の日を周辺にして
集まる日を毎年決めている。
今年はフランスに親族が居る妹は、長逗留から帰国して
その頃は都合がついたのだが、
私の免許証書き換えのための「認知機能検査日」と
娘一家の帰郷なども重なって集まりの時期が大幅にずれてしまった。
結局8月下旬になって、亡き父母を思う日とした。
8月の気候や、こんなことやらあんなことやらで私の体調も崩れて、
帯状疱疹に見舞われたりしたのは多忙のなかの集まりのことも
一因となったのかも知れない。
この時、父母の思い出話に花が咲き、良い時間が過ごせた。
孫代表に娘(初孫でもある)M.が参加したのだが、
おばあちゃんの思い出が一杯で、M.は格別に祖父母いにつながる
法事には万障繰り合わせて参加したいと思ってくれている。
こんな時に孫世代が祖父母の知らなかった部分を、私たち子供世代から
聞き自然に家風や亡き父母の教えなど継承されていくのだろう。
基本は子供世代の姉妹全員が揃うようにしているのだが、
やはり孫世代は働き盛り、子育ての重要な頃なので
集まりたくても来られないということで、
集まれないことをすまながっていることが伝わってくる。
跡を守る私はその心を感じて、とても嬉しく思っている。
***
8月の最後の日にスポーツクラブ仲間の集まりがあった。
Sohmaさんの親しみのある人柄から、いつの間にか彼を中心に
良いお仲間の広がっていきこのような楽しいひと時を
年に2,3回は持てるようになった。
今回は17人のところ、2人は欠席であった。

こうして集まったことが何回目になるのだろう。始まりは、文学散歩の会長だったItohさんを中心に集まったのだが、今は少し体調を崩されて参加不可能状態…。
R.天狗から、カラオケ店に移って楽しんだのは確か3回を重ねた。そして始めからカラオケ店にしようとメニュー計画を変えてから2回目となる。だから計5回目の集まりか…。
初回世話役の私と代わって3回目あたりから、まとめ役がSohmaさんになり、Sohmaさんの親しみやすいお人柄で、にこやかな人がプール仲間として増えていった。今回は15人出席という多さになった。
今回特筆すべき新人を記録しておこう。それは私が水着をふとした調子にリュックにセットできなかった時、親切に水着を貸してくださったMithuhashiさんである。
私はこの日、水着を借りてプールに来たことをSohmaさんに話した。その逸話はいつの間にかプール仲間に知れ渡ってしまった。男性はつまらない話はしないものかと思ったが親しみやすいSohmaさんにはそのお喋りの手段で仲間が広がり、Mithuhashiさんも好い印象の人と想像できたようで良かった。(伝えることも、区別しておくことが肝要だと心得ている)
スポーツクラブで知り合った仲間はそれぞれ、自分のメニューで励んでいるが、時間帯でお顔なじみとなるので何気なく目礼する友だちは沢山いる。
私の出た中学の先生だった人、よく浅蜊を採って来て仲間に下さる人、韓国に行ったからとお土産を下さる人、すれ違いざまに飴を下さる人、仲間で旅をしたからと談話室で甘いものを分け合ったりするなど、など。仲良しの「好い年をした仲間」である。
TVドラマの「やすらぎの郷」を地で行っているようなもの。勿論これは老人の集い、敬老会のようなものか!!
決して本人たちは老人とは思っていないようで、若い時如何に過ごして来られたかなど自分も含めて想像できる態度や、そんな歴史観をもって、吹聴することなく身に備わっている方々が大勢いらっしゃって自然の態度で付き合えている。
しかし、生きてきた尻尾の大切さ、仇やおろそかには出来ないものと思いつつの楽しいお付き合いをしている。
面白いね、生きて来たこと、生きていること…は!
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