5月15日のNHKTV「あさイチ」でカビの話をテーマにクイズをしていました。
観るともなく見ているとカビの悪戯というか大変私の無知ではありますが、思いがけないことも述べていました。カビが耳の穴に入り込み耳が聞こえなくなるという症状を引き起こすのだと言うことでした。
はっと気づきました。実は半年前に私は突発性難聴を患ったのです。
始めは自分の片方の耳が聞こえてないなんて全く分かりませんでした。ただ夜中に静かに廊下を通っていたときに何か身体を通る髄液のような流れの音が、PCが息をしているような感じで聞こえているような気がふっとしたのです。
”おやっ、しかし気のせいか?”とそのことは素通りしてしまったのです。
朝、電話がありました。”ちゅるちゅる ぴぴぴ ぴいぴい…”何だか小鳥がさえずるような音が電話口から聞こえるのです。電話ですから相手の方が喋っているらしいとは思いましたので、私の電話か相手の電話が故障じゃないかと思いました。一息してから電話を掛けなおすと伝えて、一旦切りました。
その通りにして普通に聞こえてきました。”ほら、私が思った通り受話器の故障…”と納得して用事が済みましたけれど、昨日から携帯電話もいつもと違うようで聞こえづらいと思っていました。周囲が喧しくてもメールだったらよく伝えられると。
近くのサテライトまで足を運び故障したかもしれない携帯電話を調べてもらいました。
確かに変だと取り換えてもらうことに話しは纏まりました。
しかしそれも不安なのでもう一度試すことにしました。偶然ですが、反対側の耳で電話を受けましたので、よく聞こえました。受話器が直っていますと伝えつつ、その現象が、私は不思議でしたが携帯を取り換えなくてもよいことにしました。
それからまた、念のために携帯会社側から電話してもらい確かめてみました。無意識に悪い方の耳で受けたので聞こえなかったのです。
私自身が壊れていると判明しました。すぐに斜向かいの耳鼻咽喉科の門を叩きました。「これは、すぐ入院治療をしてください」との医師の診断は「突発性難聴」ですと…。
その翌日、総合病院へ行き治療を受けることになりました。
総合病院の女医先生は、「入院したからと言って治ることを保証した訳ではありません。治った人は30%に過ぎません。あとはわずかに治った程度か、まったく効果なしで治療を終えることになったという結果が出ています。そういう状態の現実ですが入院することにしますか 」と、確認を迫られました。
もちろん治らなかったとしても思うままに手段をとっておきたいと入院加療を承諾しました。
「おかあさん(義母)、早すぎますよ」と長女の旦那。
(まだまだそんな年ではないでしょう)と励ましてくれました。
遠くで勤務している次女の旦那は、
ただひたすらに運転手を買って出てくれて
病院まで見舞いに行きたい次女を運んでくれました。
そして夫は「私の持論の通りに試みてごらん」
「心から笑うのですよ。とても笑える心境では無いでしょうが
お腹を震わせるくらいに心から笑ってごらん…」と
励ましてくれました。
5日間の入院でしたが3日目に回復の兆しが見えました。
奇跡的なことが起こりました。
30%だけの治る人の中に私が括られたのです。
本当にうれしいと思いました。
ただ、MRIで画像を取って見ましたが
異常とするところは見つからなかったとの診断でした。
こんな私の状態をブログの友だちR.さんが
どうして判ったのでしょう。
半年前のことですので、はっきり思い出せませんが
心から慰めて頂き、力になってくださいました。
これこそ奇跡のような話でした。
ありがとう! R.さん!!
本当の話です。
退院直後カラオケの忘年会が開かれました。
私はもちろん参加しました。
耳が悪くなる前にS. さんと、相談して
スポーツクラブの仲間と忘年会を開く相談の
中心にいたので…辞める訳にも行かず、
Y.さんが縁の下の力持ちになってくださったので
実行できました。
聞くところによるとカラオケなど音に
馴染んでいけば耳の治りも早いのよ、っていう方が
居りましたが、それは単なる励ましだったのかも…。
心から笑って耳の機能が
回復いたしました。
突発性難聴が治ったのです。
30%の仲間となった実績を頂きました。
感謝です。
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