青春とは…などと話し合った仲間がいたことを
ふと思い出した。
ちょっと生意気だったし、言いたい放題な気持ちもあり、
思い切って持論を吐ける仲間がいたことも嬉しかった
…と言える関係も築いていたような、私のパーソナリティの持ち味とも言えるか。それは、単に今思えば…ということなんだけれど。
そしてサミュエル・ウルマン(1840年~1924年ドイツ出身のアメリカの詩人)の「青春」という詩の話が引き合いになって、一応皆が黙り込んだことがあった。
「青春」 サミュエル・ウルマン 訳詩・岡田義夫
(湖上の女神 北村西望の愛弟子・名鷲岳了の力作)
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。 年を重ねただけで人は老いない
理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ
恰も長年月の如く人を老いさせ、
精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、
その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異への愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる 事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦。勇気と壮大そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。
*信念・情熱・自信・希望はその心の持ち方にある若さの象徴
見かけだけの老いを観てはならない。心が老いては、その個すべてがしぼんでしまうのだ。
改めて、とかくしぼみがちの現在の気持ちを省みる。
子どもたちが私に贈る言葉はいつも、
若く 元気で 可愛らしさを忘れないで
とか
ニコニコしてパワフルで健康で
とか
何に対しても ますます楽しんで
熱中している姿勢が大好き
などなど…、サミュエル・ウルマン顔負けのお気に入りの言葉の集まりで
励ましてくれているようではないか。
もうじき後期高齢者となる意識が強くなっているのだろうか。
後ろ向きなつぶやきを何度も呟いていたようで
ハッとしてしまう。
振り返るより前を見て行こうとしなくては…ね。
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