友と親しむ(Yoshiko忌・Gちゃんの絵手紙展)
20代の時の仲間と、友の見舞いを兼ねた集まりとなっていました。けれど友が亡くなった時を境に今後どうしましょうということになりました。おひとりが他県から参加ということもあって不定期に参加するようにしたいからとの申し出となりました。
もっとも遠い私がこちらに来るという時を機会に集まるという訳となって、彼女は他県とはいえ私よりずっと近くにお住まいですが、他にも考えたいことがあるような、言わなくても納得できるようなそんな気がして私たちは深くは追及もせず、気持ちよく納得できたのでした。
そこで前回からは3人の集まりとなりました。木曽三川の大橋を渡って人気のお店をご案内頂き、お昼としました。
品数が多くて食材は40品目はあるのでしょうか。バランスを考えられた献立でこれでリーズナブルの1000円。郊外だからでしょうか。ちょっと考えられないようなお値段とお店の豪華さ(?)とたくさんのテーブルです。
予約しないとお昼時は並んで待っていないと食事ができないくらいという評判です。
そのあと昨年亡くなった友の家に向かいました。
正直にいうと私は遺された息子さん夫婦とも親しくお話しした訳ではないですしお葬式も生前活動なさった方だったのにひっそりと多くにはご案内せずの状況でした。
そんな情況を考えるとご迷惑に思われるのかも…と、思えて以後は遠くから見守っていた方が良いのではと思っていたのです。
一年の間にご両親ともにお別れになって、たったお一人遺された息子さんと、その奥様。
どうぞいらして下さい、故人も喜んでくれると思いますと、快く承諾いただきました。もちろんT君を幼い時から知らないのに、なぜか懐かしい気持ちで接することが出来るのです。
彼のお母さんのお見舞い、すなわち私たちの友だちが揃って見舞う時に、彼とは何度もお目にかかっていました。
かつての同僚SYさんは息子さんに、お線香をあげさせてほしいと思っていますと伝えお伺いしてくれていました。
お線香を手向けた後に
故人が丁寧に整理されたアルバムを拝見させて頂き、Yoshikoさんがここに居られなくても黙って参加されているような不思議な気持ちになりました。息子さんが自然な感じで気持ちよく受け入れて下さっていることを感じました。
気が進まないなんて、仲間に言わなければ良かったのに、正直に言ってしまう私です。けれどお尋ねして良かったとも感想を言ってしまう私を、友達は理解してくれています。
「Sさん(私のこと)は考えすぎよ、故人の立場をああでもない、こうでもないと本人の気持ちになっているつもりでしょうけれどそれは貴女の考えで、故人の想いではないはずなのよ」と度々言われていました。
もっと自分の気持ちを外に出して他の方の気持ちを推し量って、余計な遠慮はしない方がいいのではないかと言われたような気がしました。
結局、車を運転して私たちの移動をお任せしてしまったSah.先生とは駅前で別れました。
そして女同士、別れ際にターミナルビルのデパートにぶらり立ち寄って、品物の品定め…、色違いの上着を気に入って仲良く求めてしまいました。
そのような満足も、さらに共に食事をして帰ったというおまけまでありました。
今日は今日で、良かったという日と思いました。また三回忌だからと、きっとYoshikoさんのお宅に行くのかもと思いつつも、また重い気持ちとなっていました。考え過ぎかしら…。
来月は教え子の「国際書画大賞展」のご案内はがきを持参していたので、12月は東京へいらっしゃいませとお誘いしてみました。上野・東京都美術館で開催なので上野駅公園口で待ち合わせる予定となりました。
今年の春はご案内を頂きながら叙勲の事情が突然できて拝見できなかったGちゃんの絵手紙展でした。
今回の秋の展示会はぜひ拝見したいと思いこちらのお仲間はもう日を違えて行っている人が多くて私はどうしたらよいかと迷っていました。
けれどすでに拝見なさっていたImaiさんが私のお誘いを受けてくださいました。
81歳というGちゃんは目を悪くなさってそれでも絵を楽しんでいらっしゃいます。大きな病院の3階エレベーターを昇った右廊下でいつものように展示されていました。
題材は新しいものとしては小池新都知事がオリンピック旗を受け取って意気揚々と旗を振っておられる構図を描かれていました。
絵手紙は絵とそれにマッチした言葉でとても楽しいものです。絵と文字で一枚の作品です。
それを話題に笑ったり頷いたりしばらく作品の前で喜々として懐かしく親しくカメラを向けたり写して頂いたりして歓び合いました。
さらにGちゃんの奥様、Namさんはお話し好きです。短詩文芸の仲間だったこともありましたので話題が尽きません。沢山たくさん話されて沢山聞いて3時のバスで帰りました。
こちらは地下鉄ターミナル駅前でバスを降りてImaiさんとお茶してゆっくりと帰りました。
冬の午後の陽をあびていつもの家族写真も撮りました。
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by nagotu3819
| 2016-11-20 15:53
| 交友録