人気ブログランキング |

文化の日は大学祭と一木会

この画像は文化の日。
ある大学の「45th 大学祭」。
そして毎月第一木曜日は
「一木会」の小さな集まりがあった。
その集まりの後で大学祭に足を運んでみた。


はるか昔、この国立大学から合格通知を受けたのに
父の同意を得られぬままに
家から遠くの二期受験校だった単科大学に入学手続きをした。
当時、一期校だったこの大学を蹴ってしまった、
その因縁の大学である。


未だにそんな思いをふと思い出す
大きな岐路となった出来事をいだきながら構内を散策。

e0228147_07512550.jpg

11月の3時過ぎの風景は
もう”つるべ落とし”で、早くも日暮れの気配。

集まった皆さんは帰り支度の様子に移っていた。

e0228147_07505378.jpg


イベントなどをよく行う「けやき会館」へ行くと、
大ホールでは14:30から講演が開かれ、続行していた。

「人を超える高速・高機能ロボット」について
15:30まで講演されていたので15時ころから聴講した。


e0228147_23435874.jpg

そのあと引き続いて、本学出身の落語家「桂 恩狸(オンリー)」が
関西から駆け付け応援出演した
と紹介されていた。

背丈がかなり高く180cm以上あるという彼は
長身の人にありがちな背中を丸めての姿勢での登場だった。

スマホの写真の扱いがまだ慣れていないのでピンボケですみません。

(これはスマホの投稿です。)



e0228147_07515171.jpg

構内をブラついていたらコーラスが聞こえてきた。

e0228147_07520863.jpg

あちらこちらを、大学のコース表やプログラムを見ながら歩いた。


私が入学試験を受けた時はこんな立派な校舎ではなかった。

50数年前に受験した国立大学。
国立大学はどちらかというと貧弱でうらぶれた(?)校舎が多かった。
当時は国立大学を一期受験校と二期校と区別があり、
国立大学を二つ受けるチャンスがあった。

運よく二つの大学から入学許可証を手にした。
一期受験校の、家から通えるこの大学に父は入学するようにと、
四国で全国表彰を受けるために出掛けて旅の途上にあった時に
必死の様子で指図を送ってきてくれていた。

速達はがきを車中で書いて、途中の国鉄の駅の郵便ポストを使い
大垣駅から一期受験の大学に行くことにしなさいと
強く主張のはがきを寄こしたのだった。

一期と二期の入学手続きは、決定の猶予日程が確か1日か、2日。
両方の大学の合格通知があったということは、
実力よりも落として受けたからで、
不合格の憂き目を見なかっただけのことだ。

決して頭の良し悪しを言ってるわけではない。
返ってその二校を同じ土俵で選ぶという運命を、
担ってしまうことになったのだ。
その戸惑いも一口では言えない状態となった。

e0228147_07503098.jpg

大宅壮一の「女子大生亡国論」が世を賑わしていた頃でもあった。

女子が大学に行っても大きな目で見たら無駄な部分が多いし、
花嫁になるときの箔をつける効果で選んでいる女子大生が多かった頃。
社会で貢献すべき人材を国立大学で育成をしているのに
それを役立てもしないで主婦となるだけでは税金の無駄遣いだ、
国家的に大変な無駄なことだと主張する「女子大生亡国論」に
同じ意見の論評だと明治生まれの父は
ひとり意を強くしていた。

父と同意見が世間で取りざたされていたので
私に対しても大学を出て何になるのだという学ぶ目的を問われて
働く男女の差別も比較的少ない教職へと進むことを
父に、はっきりと宣言せざるを得ないような気持ちでもあった。

そこに母の応援で、これからは男だの女だのの区別をなくす方向に
きっとなるし、お父さんの言うことを素直に聴いているだけの
”好い子”でなくてよいからと言ってくれた。

遠くの二期校へ、行きたいなら自分の思う方へ進んで良い、
お母さんが貴女を応援するからと、
跡取り娘(古い言葉ね!)と言われていた私を送り出してくれた。

e0228147_07534971.jpg

祖母も勉強が好きで田舎に埋もれるのはもったいないと
恩師に勧められ、自分も進学したかったが
一人っ子の跡取り娘としては、涙を飲んで
我慢せざるを得なかったという明治生まれの祖母。

そして大正生まれの母はその祖母の悲願でもあった進学を
懸命に勧めて援助してもらったのだという。
田舎の貧しい環境でありながらも周囲とは関係なく
女子医専という当時は進む人も珍しかった学校へ行かせてもらった母。
そのため父との出会いがあって、それが縁となって結婚したのだ。

そういう環境で生きてきた母の経緯もあり
娘の私の生き方に積極的に関係してくれたのだと思う。

生き方、人生につながることは、
その人の経緯を考え合わせるととても興味深いものがある。

人の運命なんてどうなるのか、わからないのが当たり前のもの。
これが結構大変な人生を決める岐路で、時期でもあったことは
あとでわかることだったのだ。


e0228147_07522301.jpg


そのように私を応援した母は
とても頼もしく見えて嬉しかった。
けれど、私を送り出した後の母の想いは
悩みの種ともなったらしい。

父に責められたのかもしれない。
娘の運命を母の一言があったために方向づけたという
ことも後になってちょっと重い決定の応援をしてしまった…、
その責任を考えるとこれで好かったのかと黙考したかも知れない。

知らぬは本人の私…。
暢気に幸せな大学生生活を送っていた。

e0228147_07500806.jpg

今の大学生は何を考えて、何を目指して
学んでいるのだろうか。

その時代なりの流れで、その流れに影響されながらも
自分なりの目標を掲げて学んでいることだろう。


e0228147_07494967.jpg


私は自分の子どもたちには、私の考えを
ましてや、人生に影響してしまうような重い決定である
進路を勧めることが出来なかった。

やはり自分のことは自分で決定することが大事ではないかと。
道しるべらしきものは一つではなくいくつかを示し
子どもは私よりしっかりしていると信じて
自分で人生の道を選んでほしいとしてきた。


e0228147_07492274.jpg


明日もきっと晴れるだろう。

良い天気に違いないと夕焼け空を仰ぎながら
終盤に差し掛かってきている、私の人生を振り返ってみた。

いつの間にか親から方向性を指し示されていた生き方を
余り外れないで生きてきたと感じながら、
ちょっぴり誇らしく感じるのだ。





☆pageTop☆



by nagotu3819 | 2016-11-06 01:38 | 私の原風景


その時々の想いを趣味や日々の献立などを載せながら楽しくアップします。ブログ内の記事等の転用は管理人にご一報ください。


by そよぎ

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

その他のジャンル

最新の記事

G.7の七夕
at 2018-07-09 23:14
乗り慣れない…車で
at 2018-07-08 04:27
22日早い梅雨明け
at 2018-07-02 05:07
何だか…素晴らしい気がする(..
at 2018-06-29 10:08
新聞広告でひらめき(幼友だちと)
at 2018-06-21 22:57
あちらこちらを徒然に
at 2018-06-18 07:22
あら! どこかでお目にかかっ..
at 2018-06-17 05:14
教え子クラス会3(於:宮崎)
at 2018-06-15 01:46
教え子クラス会2(於:宮崎)
at 2018-06-11 05:38
教え子クラス会1(於:宮崎)
at 2018-06-06 04:58
ビバリーヒルズとイヤリング
at 2018-05-23 01:27
半年ぶりでした
at 2018-05-21 19:12
「母の日は忘れない」「あら、..
at 2018-05-19 05:35
不思議な花(アゼムシロとナウ..
at 2018-05-18 12:25
思いがけないこと、奇跡としか..
at 2018-05-15 23:08

外部リンク

ライフログ

以前の記事

2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
more...

ファン

カテゴリ

全体
今日の手帳
趣味・作品展・朦朧
短詩・つぶやき
旅・散歩:食事
今日の献立
健康・エクササイズ
交友録
私の原風景
カメラの目
memo
覚書

メモ帳

検索

最新のトラックバック

最愛の妻への愛と嫉妬との..
from dezire_photo &..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
新しい年に贈る言葉
from dezire_photo &..
箱根・山のホテル
from dezire_photo &..

記事ランキング

ブログジャンル

シニアライフ
関東

画像一覧