これは、クロスステッチで埋め尽くした作品です。
細かく微妙な色合いの区分けが見事です。
どういう人が刺繍したと思いますか?
きっと、種明かしをすると驚くと思います。
雪の色合いの細かい色彩の差、鹿の毛並みの微妙な彩色…。
とても写実的にまた、丹念に一針ずつ刺すクロス刺繍。
私はこんな細かいクロスステッチの刺繍の図柄は
見たことがありませんでした。
梟の姿を模したデザイン図。
梟の目の辺りを拡大する。
ライラックの小枝に止まる…小鳥
鳥の名前を聞いたのに約2ヶ月前に、PCも使えなくなっていた時に
ここにアップするために写してみたのに
すぐにアップできなかったので
小鳥の名前はもう覚えていない。
また聞きに行かなくっちゃ!!
そう、まだ写し残した作品があった。
それを写したつもりだったのに
メモリーの中から消えていた。
また写しに行かなくっちゃ!!
鳥とか動物の図柄のものの中に
珍しく街の風景のなかで馬車が走り
山高帽を被り、多分シルクハットなのだろう紳士の姿や
長いドレスに身を包んだ淑女が雪の降る中を4,5人歩いていた…。
その刺繍作品はこれらの中では珍しい図柄。
あとは雪を表すドットステッチを添えて
降っている様子を作るところで、ちょっと完成が
滞っているという。
こんな細かくてものすごいデザインの
クロスステッチ刺繍は、布とともに外国製。
刺繍糸も外国から求めたという。
見たことが無いはずだ。
製作者の種明かし。
この刺繍の製作者は、驚く無かれ男性なのだ。
昨年、国立大学を定年した後から手がけた作品だ。
退官して時間が出来た義弟が大きな凸レンズを
刺繍枠にセットして1作品を
3~5ヶ月だったかな?…
それほど長くかかって製作したという。
選ぶデザインは動物学者らしい。
それほども変化の無いややこしい色合いをよく選り分けて
完成したこと!
もっともレース編みをする男性、生け花を楽しむ男性も
珍しくはないけれど。
しかしこのような大作を何点も製作するような
根気は恐れ入ったものである。
もともと雑な仕事しかしない私には
いかに糸や布を扱うことや、縫い物などが好きであっても
到底挑戦したくはないなぁ。
恐れ入ったと言うしかないわぁ。
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