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遠出をして芸術感あふれる午後

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最近元気がないし、腰が痛い、座って居られない、自分の車も遠出が無理で手放した、10kgは痩せてしまったと、何かと体調の不良を訴えられていた友だちCさんの所へと暑中見舞いのつもりでお伺いした。
小中学校時代、泊まったり泊まられたりを何度か繰り返し仲良しだった心からの友だちの一人として、お互いを尊重しあっていると感じてお付き合いしていた。片道25kmくらいの遠さであるが、とにかく暑いさなかに私は車で出かけた。

案内されたのは、ちょっとおしゃれな“グラッチェ”というイタリアンレストラン。つい先ごろ別の友だちとランチして食べ過ぎの苦しさ?を味わっていたので、なるべく盛りだくさんなご馳走は要らないねと言いながら、またご馳走をお腹に入れてしまったかも。
そんなことを反省しつつ、やはりCちゃんも「こんなには…」と躊躇しながらもランチコースを注文した。お喋りのご馳走も加えていつの間にかお腹に入ってしまい、中でもお野菜たっぷりカレーがおいしかったし、冷やしスープも食欲を進めた。


今、Cちゃんは絵の制作に夢中。その彼女の絵の指導者は、種々の画展で賞を頂いておられる活躍中の澤登千代子さん。食事の後で、彼女のギャラリーを訪問したのだった。
一階は主に植物画、ボタニカルアートを展示されて、二階にも澤登さんの作品や業績を示す展示、七宝焼きのアクセサリー、そして布造花のお部屋も。
彼女の作品が5部屋に分けて所狭しと、しかし品よく控えめに展示されていた。

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友だちCさんに各作品の部屋、部屋を案内されてからリビングにお邪魔した。
すると、9月に個展を開くためご案内にいらした版画家で切り絵もなさっている紳士もおられた。今回は猫をテーマに切り絵や版画展を開くとのこと、そのご案内はがきを持って来られた紳士であった。
またCさんの御親戚の、地域で多方面に活躍されておいでのご婦人もそのリビングに居あわせてくつろいでいらした。私たちもそこに招かれ、澤登さんのご主人も加わられた。そして少しの間なんということもないお話の展開…。
それがなんともセンスの光る面白さ。なんていうこともなくなんだけれど。
「猫」をテーマに個展ということで、猫の話。

澤登さんは猫がお好きで、家の中で二匹可愛がっているのだと言うが、野良猫をひょんなことで手厚く見守ることになったという話。
瀕死の状態で彼女の前に出くわしてきたことが運のつき。動物病院へ運びこんだら、開腹手術をせざるを得ないような内臓破裂のひどい状態。
なんとか助かったそうだけれど、ご自宅には二匹の猫が居る。仕方がないのでベランダで飼うことにして一度も家には入れてない。それでもいいかと猫に聞いて後、「ひなた」と名付けて飼いだした。ひなたという名前をつけたというセンスも面白い。

ひなたは三匹の猫のなかで一番自由な、良い生き方をしていると思うと言う。自由に餌をもらい生きることに困ることはないので、ひなたに作ってあげた寝床に昼間は寝てばかりいるのだという。夕方になると寝床から抜け出し、どこかで狩りをして来るんだそうだ。小動物…、もちろんネズミや鳥やその他虫たちなどの狩りをしてきて傍らに獲物を置いているので分かるのだそうだ。ご主人は庭の手入れをしていた時に、雀の頭だけのを見つけ“ひなた”の仕業だと言われた。翌日に同じところを見たときにはもう無くなっていたそうだけれど。
そんな他愛のない話を面白く聞いて、私も猫の話ではないけれど、先ごろ見たカラスの軍団の話をご披露した。カラスって結構お利口なんだよねと。

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絵の評論家になっている澤登さんの友だちと、上野の美術館で出会った時の話も。
おしゃれに心を砕いて出かけたが、評論家の彼女が膝上丈のブーツで身を包んで颯爽と優雅に佇んでいた姿を見て「負けた!」と思ったとのこと。おしゃれさんの澤登さんも、女特有の勝負をしていることのご披露…。
話題として負けたとか勝ったとかは言いにくいだろうと思うのに、これも小説の一コマみたいに興味深い話の運びだった。
展示された絵の評論をしてくれる彼女の的確な批評に、思わず描く前にその注意点や着眼点を教えてよと澤登さんは彼女に言ったそうだ。ところが評論家の女性は、「私は評論家よ、絵を描くことはできないわよ。描きあがった絵を観賞し評論するのが仕事なのよ。」と。

初対面にもかかわらずあけっぴろげ風でもないが飾らない話しぶり…、正直に心の内を話されることなどにも、魅力を感じた。言いたいことを言う場合は何気なく人を傷つけていることもあるかもしれないのに、ユーモアの心でさりげなくという配慮もなさって気持ちよく、好感をもったことである。
いや、他人の気に障るような話題はむしろなさらないのだろうと思えたのであった。










*ウェブから*


参議院議長賞 「カラスウリ」澤登 千代子(ボタニカルアート)
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風に吹かれるカラスウリの姿である。しかしその画面にはカラスウリの『一生』とでもいう様子が精密で的確なデッサン力で描かれている。 蕾から花が咲き、実を結び、やがてその身も萎み、葉は枯れ落葉してゆく。 そうした様子が一画面に描かれている。カラスウリを通じて『時』さらには『人生』迄感じられるようである。 しかし色彩には暗さがなく、瑞々しい生命感と枯れゆく姿の美が強く感じられる。 また、向かって右から流れるカラスウリの蔓は、画面左下部へとゆくに従って枯れ葉へとなって行き、画面が硬直することを押さえ巧みな構成である。 それにより描かれていない用紙の白い空間を美しく見せている。



by nagotu3819 | 2015-07-27 23:41 | 交友録


その時々の想いを趣味や日々の献立などを載せながら楽しくアップします。ブログ内の記事等の転用は管理人にご一報ください。


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