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長野善光寺の御開帳へ 

毎回「今年は御開帳だから、お出かけください」と、
長野の親類から誘いの声がかかっていた。
父の存命中は子育てやら子供の受験やら、次の7年後に行こう…、
今回は見送りにするしかないと、そうして何年も見送ってきてしまった。
でも、現在の年齢になり、次の御開帳は7年後
果たして今の足腰の確かさは保証できないものだと、
叔父や叔母、周りの先輩方を見回すと自覚せざるを得ない。
思い切って妹を誘い、長野善光寺さま御開帳に出かけた。
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山門に架けられている善光寺の額は、
その三文字のなかに五羽の鳩の姿が隠されていることから、
鳩字額とも呼ばれている。

KOHSHIおじさん、長いことお待ちどう様…でした。

いつも面倒をかけながら仲良しだった父とその従兄弟二人は
もうこの世にはいないのだ。
人懐っこい笑顔の、気持ちの良いKOHSHIおじさん。
私たちは父の気持ちが移ってか、おじさんが大好きなのだ。
おじさんとはいろいろ思い出がある。
中学の修学旅行先が志賀高原だったので、
長野駅まで出迎えてくださった。
同級生がいるにも関わらず青リンゴの籠を抱えて会いに来てくださった。
お祖父さんは、かなりの年齢だったからそんな時には会いに来なかった
けれど、私たちが訪れることをいつも待っていてくれた。
長野を象徴しているような大好きな親類の人たちだった。
初めて今回の御開帳に来たけれど、本当に今ごろ訪れるんじゃ、
おじさんの笑顔にも会えない…と、残念に思う。
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回向柱がこの御開帳のひとつの象徴とも言える。
7年に一度の盛儀に、前立本尊さまとの有難い結縁(けちえん)である。

善光寺本堂に安置される御本尊、一光三尊阿弥陀如来は、
インドで作られ百済に渡り欽明13(552)年に
仏教とともに日本に渡ったと伝えられその後誰も目にしていない。
御開帳で姿を見せるのは本尊の分身として
作られた前立本尊。白雉5年(654)以来の秘仏。
前立とは本尊に代わって立つという意味で、普段はご宝庫に安置、
7年に一度の御開帳のときだけ特別に
お姿を拝むことが叶うということなのだ。
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前立本尊は一つの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、
左に勢至菩薩が並んでいる。
中央の阿弥陀如来の右手中指に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、
白い善の綱として本堂前の回向柱に結ばれている。
その回向柱に触れることは前立本尊に触れるのと同じ功徳があり。
ここに有難い結縁が生まれるとの信仰。
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”牛にひかれて善光寺参り”と笑われてしまうかも知れないけれど、
父につながる故郷は善光寺のお膝元だ。
私自身の参拝は、幼い時からのものだ。
特別に強い想い出もあって、善光寺さまは親しみ深い。

この回向柱に触れるために60分待ちとアナウンスが流れたが
今日の人出で、運よく40分だった。
その後、前立本尊を参拝(内陣参拝)をするため、
長蛇の列に加わって1時間半、立ち通しでの参拝。
今回の御開帳で参拝できたのは本当に良かったと思う。
7年後だったらと思いをめぐらすと足腰の疲れ…、う~ん。
今がリミットだったとしみじみ有難さを身に感じた。

あと、お戒壇めぐり。それも2時間待ちとの案内で
恐れをなしたのか、実際には30分であったので、大変幸運だった。
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漆黒の真っ暗闇の回廊を、壁伝いに歩きご本尊の真下にある
「極楽への錠前」を探して、その錠前に触れるとご本尊と
結縁されて極楽往来が約束されるというもの。

過去二回は、本当に錠前のようだったのに、
今回の手触りはドアの縦型棒状の取っ手のようだった。
足に触れる床は、多くの方々のすり足でツルツルに磨いたみたい…、
壁を伝う手触りは、その壁面を念入りに磨いたとしても、
こんなにはとてもならないくらい本当につるつるに擦り減り、
人々の魂を込めた懸命さが感じられて、心にズーンときた。
小さい頃の思い出では父に掴まって、目をつぶっても
瞑らなくても何にも見えない真っ暗闇、
こんな暗いところがあるのかというほどに暗黒で、怖かった。
この闇の中で本当の意味での自分の心との対面、
対話ができるのだとか…、父に言われたことを思い出す。

朝早く出かけて、お昼も食べず立ち通しで待ち続け、
腰や足がとても疲れてお腹も空いてきた。

お昼は、美味い信州生そばを食べるつもりでいたのに
城山公園にある東山魁夷美術館に向かったが、
どうにも疲れてしまっていた。

絵画観賞より先に、足を休めお腹を満たなねばと、
美味いかどうかは後回しで、
とにかく腰をおろし休憩を取らねば、どうにも動けないように
感じて、目前の喫茶店兼食堂の「生そば」の文字にひかれるように
そこでの階段を上って、ふかふかの椅子に掛けて、
昼食の蕎麦を注文してしばし体を休めた。
おかげでほっと一息、すっかり疲れも取れた。
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魁夷の美術館に入り、またまた心も満足となった。
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帰路は参道をふらふらと、目についたものをショッピング。
もう、私は何も要らない、欲しくないと思っているのだが、
買わなくては損な気持ちにもなったけれど…。

しかし断捨離も進まない私は、ただ見るだけを守れたのは、
早速ひとつのご利益であったのかと思って感謝した。











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左図は鳩が五羽隠れている箇所を丸い印をつけてみた。 そして右図「善」の字には牛の顔が隠してあるのだが、牛は見えましたか。
善光寺と牛は縁が深い。私が子供のころにはインドから送られてきた白い特別の牛が境内に飼育されていた。
そして昔はもっとたくさんの鳩がいたように思っていたが、今は少ないように思った。
 






by nagotu3819 | 2015-05-13 19:55 | 健康・エクササイズ


その時々の想いを趣味や日々の献立などを載せながら楽しくアップします。ブログ内の記事等の転用は管理人にご一報ください。


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