第50回江南ふじまつり
いつものメンバーでこのたびは曼荼羅寺公園の
りっぱな藤を観賞。
あたり一面藤の甘い香り…、
そして藤の香りに魅せられて
丸いお尻の大きな蜂が飛んできている。
これはクマンバチで、
大型なのでよく危険なスズメバチと間違いやすいが
危ない蜂とは違うとのこと。
たくさん並んだ藤棚が広い公園一面に
見事である。
紫の濃い藤は初めて見たが珍しい八重咲き。
一般的で見なれた藤の他に
この濃い紫やピンク色、白色などの藤が
いくつも連なっている。
その縁には牡丹が咲き、シャクナゲが見える
花の公園でもあった。
このゴールデンウィークでは”ふじまつり”が行われている。
そこで貰ったチラシによると…、
4/29フルートとピアノのデュオや戦国武将行列
5/1アルパコンサート
5/3嫁見まつり・懐かしのエレキライブ
5/4ジャズアンサンブル
5/5浪花の猿まわし・アクロバットショー
まだゴールデンウィーク前の日曜日
藤見を楽しんでいる人でにぎわっていた。
黄身がかった白いシャクナゲがきれいだ。
牡丹も写真には撮らなかったがとても美しく咲いていた。
この公園はお寺に囲まれているような公園で
ダイオウショウ(大王松)の
葉は3本づつ出る三葉松で松の中では一番長い。
願い事をかなえるという信心…、
「家族それぞれがいつも笑顔でいられますように」
と書いて供えて、お参りした。
会席茶房「浦嶌」の精進料理
そして満足して少し散策を楽しむ
後ろは針綱神社少し歩いて
国宝犬山城へ
国宝犬山城は、室町時代の天文6年(1537)に建てられ、
天守は現存する日本最古の様式。
築城者は織田信康(織田信長の叔父)。
現役時代にはここに皆で来たよねと、懐かしい。
50年も前のこと
在りし日の山中先生や篠原先生のお顔も浮かぶ。
私たちも若かった…と颯爽と歩いているつもりの
今ではあるけれど、やはり年相応か。
天守が国宝指定された4城のうちの一つである。
(他は姫路城、松本城、彦根城)。
城内に入れば、昔のままの急階段で
天守閣の上まで上がると気持ちが良いのだが
このたびは遠慮した。
そとから眺めるだけにして、満ち足りた。
楠の若葉が光り輝く季節だ。
緑風と呼びたいすがすがしさの空気が満つ。
↓ゆるキャラの犬丸クン。
肉球タッチで幸せになるんだとか…。
そして名鉄犬山ホテル。
ホテルのすぐ前、犬山城の東にある庭園・有楽苑。
国宝茶室如庵、重要文化財旧正伝院書院。
そして古図により復元された茶室元庵、
新しく建てられた茶室弘庵などがあり、
静かなたたずまいをみせていた。
そして今日の本目的は3年前に個展を開かれた
Sahashi先生の日本画を拝見することなのだ。
Sahashi先生は私たちと会うたびに、
その個展に行かなかった私を話題にされた。
行かなかったのではなく、正確には行かれなかった…。
行きたかったのに、行かれなかった。
そこでもしも許されるなら、Sahashi邸の
ギャラリーで名画鑑賞をさせてくださいとお願いしたのだ。
素敵な奥様のおもてなしを受けての談笑。
そしてSahashi画伯の絵画2,30点を
二間に並べて用意くださっていた。
水墨画を今は熱中して描かれているそうだ。
静かに澄んでいる墨絵に
念入りに塗り重ねられ、描かれた岩彩の日本画
「う~ん、この絵が好き」「私はこれ」などと
言いながら拝見させていただいた。
「紅葉葵」の赤い花びらが風に舞うような
面持ちの絵に、私はこの並んだ絵の中で一番
好きと
勝手ながら言わせていただいた。
私はその日の夕方
新幹線の乗客になった。