―東京駅から―
なるべく外出は避けてというTV・気象台からのメッセージ。それでも、切符は購入済みだから、行くっきゃないという感じで、出来るだけ早く家を出発しようとの覚悟の前日だった。
当日は案の定雪がチラチラと舞う中を出発。
無事乗車できたが、だんだんと西へ進むにつれ、雪景色が綺麗に広がってくる。
小田原駅で順番に到着列車の雪を払っているからと、徐行運転。その頃は雪が激しく降っていた。
しかし、そこを通過すると…。
曇り空だけで、雪の姿がなんと全然見えない…、澄まし顔の静岡付近。
徐行運転も解消して、おそらく通常運転のようなスピード感を見せていたが、大阪までこの車両は60分の遅れですと、電光板が知らせた。
浜名湖付近も空は重く雲が覆っていたが、雪の姿は見えていなかった。
その先少し進んだだけで、この見事な雪に覆われた田園、濃尾平野だ。
わずか300Kmの移動でこんなに天候の差を見せた。
雲の厚さ、寒冷前線の曲線が如実にあらわれていたということか。
夏なら馬の背を分けるとも言われる夕立のことも頭をかすめるが、雪もなんとはっきりと分けてくれたことだろう。
お二人のブロ友さんとの逢瀬はもう数え切れないほど。
いつも、私のプランがはっきりするのがこちらに来る間際のことになるという事情があって、お二人には迷惑を掛けているのだが…。
ダメ元でお尋ねするのだが、いつも何方かにはお会い出来るよう事が運んでいた。
今回初めて、別々にお会いしていたお二人に、お顔合わせのチャンスができた。
さらに奇遇とも言うべき内容となった出会いだった。
お二人は同級生だとは知っていたが、まさか同じ中学校だったとは…。好い出会いの手助けを偶然にしろ、したことになって、私も驚くと同時に感動してしまった。世間は狭いものとはよく言ったものだ。
そして翌日は40年来の友だちとの逢瀬。
しかし残念なことにお話しに夢中になってしまって、友だちがお一人帰られた後でのカメラのお出まし。
ご主人が闘病真っ最中となったなどと、話は尽きないが3月の終わりには一泊で旧交を温めるという計画がたったので、またその時はゆっくりと…と、期待している。
いつもの友だちに加えて懐かしい友も来ると言う。甘い物の交換会もあったが、3月もまた楽しみ……。
そしてまた翌日。こちらの友だちは50年来の友である。
彼女もご主人もスポーツ系。ご夫婦が大学時代に団体競技の選手でもあった所為か、他の方にはないような独特にも感じられるさっぱりした、気遣いしている風でも無い(?)のに、何か気が休まるような雰囲気を醸す。
前回お会いした時の約束ですよと言って、ヘリーバッグを持って来て下さった。
どちらにするかと言われて、もともと青系が良いと希望を述べていたのに念のためと、茶系バッグもご持参になられた。
私が注文したのだから、相当のお支払いをするつもりでいたのに…。それとマコロン型のコイン入れ、カードケース…。どうしようと…困惑した。
帰路に途中下車して、ちょうど初めてお会いしてから1年の経過をもつ、ブログがご縁の友だちと再会できた。
とても私に無い何かをお持ちになっている魅力。ズバリと申し述べ、冴えのある賢さも感じられる記事に惹かれて逢うチャンスができた。
「男みたいでしょ」と言われるが、ある面私自身も男っぽいと思っていたのだが、当たり前かも知れないが、やっぱり私には無いと思える面が見えて頼もしい。相談するなら何と応えてくださるかなど、結構年上の私なのに、彼女に甘えてみたい気持ちさえもった。
ブログって求めれば、広がる付き合い。
確かに用心は必要ではあるが、ある確信がありお目にかかって話すと言う興味を現実にしている。
なんだか別れがたく時計を目にやったら発車時間ギリギリ。
慌てて新幹線に飛び乗ったが、座ってから5分の待ち時間があり、余裕であったのだった。
上は過日。まだ道端に片付けられた雪の山が残っていて、こんなに違っている雪の状況。
本日も残っている雪の上に新しい雪が積もった。真っ白なヤワヤワした雪の上に雨が降りかかった。
先程までの積もった雪を小さく溶かしながらも、冷蔵庫の中に居るような寒さ。今日も動かないでジッとしていた方が得策かもしれない。