7日目 イタリアで最後の日で半日はローマ市内見物で、午後には機上の人となる。
国内の旅行では、1週間も旅に出ていると帰りたくなってくるのだが、海外はあっという間の出来事のように感じ、もう少し居ても良いと思うのだが…。
今日はローマ市内観光である。
朝食はNH ビッラ カルベーニャで。昨晩乾杯して盛りあがった部屋で、バイキング朝食を済ませる。
初めはコロッセオ見学。
今回の旅には、カメラマンが場所で待ちうけて記念撮影すると言うこともなく、7日間を過して来た。
それぞれに、それぞれのカメラで記念写真を撮っていたのだが、今日はなぜかツアー一行が揃って撮ると言う空気が、自然発生的に生まれた。
一度くらい、みんなで揃って記念に撮ろうという…それは誰が言いだした訳でも無い。仲間を手招きで一枚の場面に納まったのである。添乗員さんが幾つものカメラを預かり、シャッターを押して下さった。
ローマの市内観光。バスからの風景をキャッチ。「真実の口」は、バスの窓から見ただけであった。
何気なく映画「ローマの休日」の場面場面を思い出しては、その場所に案内される。
そして、トレビの泉。肩越しに希望を祈りながらコインを泉に投げる。私は日本から5円玉(ご縁がまたあるように…)を用意していたのでそれを投げてみた。
泉の前にあるジェラートのお店で、腰をかけ美味しく喉を潤す。
ここは混雑しています、ジプシーにお財布をすられないように…と、皆が緊張しながらの見物となっていた。
スペイン広場まで運ばれて、グッチの店や、ブルガリなどの店の前を何気なく通り過ぎる。
私たちにはもう、要らないね…と。
マリア像を仰いで歩く。
一年に一度、生の花のリングを腕に掛けるのだそうだが、それが茶色に変っていた。しかしどうやって花の輪を付けるのか、ビル5,6階くらいの高さはあるだろうか。梯子車?クレーン?とにかく、上を見上げて歩いた。
買い物をする人も居るのだろうが、私たち組は、ゆっくりと周囲を見物した。
ここで、中国から来たと言う途中参加の日本人一家は皆に別れを告げて、中国へ向けて帰って行った。
ベネチア広場でじゅうぶん遊んだ。両手を広げて若い二人に撮ってもらったりしたあとは、空港に向かうだけとなった。