あ、カワラナデシコ!
入道崎で。冷たい風に吹かれながらも、静かに咲いているカワラナデシコを見つけました。
旅も終り、Ue.駅でお別れはKi.江ちゃん、To.駅ではFu.子さんとTa.子さん。その度に手を振って別れました。
そして、Ma.子さんとはJRの同じ線を使って少しの間ご一緒です。
いよいよ、彼女ともお別れのIchi.駅に到着です。彼女は降りてホームから手を振ってお別れしてくれました。その駅では、ちょっとの間の停車時間がありました。
彼女は本当に可愛く丁寧に、それも他の乗降客がホームに少なくなっても、佇んで電車が出るまで見送って下さるおつもりのように立っていてくれました。
だから、こちらも丁寧に手を振って応えます。すると…。
ホームの彼女を見ていた二人連れの紳士が、やおら知り合いのごとく私に合わせて手を振りだしたのです。
「あんなに丁寧に見送られるのは初めてだ、嬉しいなぁ」と、手を振って応えられるのです。
ホームのMa.子さんは、一瞬戸惑い、照れたようなお顔をなさいました。
私も困ります。Ma.子さんには分からない私の知り合いが、車内で突然現れたみたいにも思えるようなそぶりです。
まあ、それは無いかも知れないけれど、二人連れのもう一人の方も面白がって手を振りだしました。ほんの、2,3分のところですが、その間なぜか長く感じられました。
お二人は、一杯呑まれておられ良いご機嫌でした。
長い時間停車した電車もようやく出発となり、私もMa.子さんの心を察してホッとしました。
ところが、その方がちょうど空いた私の隣に腰を掛けられまして「リュックでどこの山へ行かれたの?」とかの質問です。
「いいえ、先の友達も含めて同級生で東北旅行です」と、答えたら、「え、どこ?私も東北出身だよ。」
連れのお方も東北出身だとかで、いろいろ話しかけられました。私は仙台出身なんだけれど…とか、どこどこへ行ってみてください、良い所だよとか、座れなかったもうおひとかたの故郷は松島地区だとか、あそこに行ったら美味しいから○×を食べてみて…など、次々に話されましたが、私は早く降りたくなっていましたので、生返事でした。
気持ちの良い話しぶりで良い人らしいけれど、いま思い出そうとしても、その内容はどんな話だったか覚えてはいません。
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by nagotu3819
| 2011-10-31 09:50
| 交友録