もう、紫陽花のきれいな時期は過ぎてしまった。
だれもがそれを見て美しいと感じるころの姿をアップロードしたかった。
その花盛りを過ぎた紫陽花の花。
時期を過ぎたことは残念ではあるが、うちにはそこここにはあまり見かけない紫陽花が咲く。
それは、
八重に咲く花びらをもつ紫陽花だ。
正式には何という名前になっているのか?
または、ここで突然変異を起こしたのか?
……はっきりはしない。
*調べました! 石化八重アジサイ 〔
別名・十二単(ジュウニヒトエ)〕
ちょうど、にわか雨に濡れて、瑞々しく咲いている感じになった。
この暑い気温の中では、「もう貴女の美しさの峠は越えたのよ…」って、教えてあげたい気持ちももたげる。
でも…。
とてもそんな無碍なことは出来ない。
もっと、もっと枯れて色を失ってしまった紫陽花の姿になっても、美しさを感じて、そんな“枯れ花”を絵の題材にとりあげている画家も居られる。
それは、単に「美しさ」を表わそうとしているのではなく、多分、その生き方やその過去を知っている部分に優しさや、その花の本質に触れていて…真実の美の中身を描きたいと言っているように、私には感じられる。
枯れた時点のみを捉えるのではなく、たどった歴史的意味も考えていることに、描いた人の深みを感じてしまうのだ。
by nagotu3819
| 2011-07-04 06:55