17文字の一行詩②

新聞記事の内容を書き写します。 


17文字の一行詩

「日常」テーマに想いを凝縮

 五・七・五、十七文字の中に、人格や風俗、人生を詠みこんで、喜怒哀楽を表現する短詩・川柳。俳句も同じ五・七・五からなる短詩だが「しいていえば、川柳は俳句に比べて、より人間くさいもの。日常からテーマを拾った一行詩で、自分のメッセージソングだと思います」e0228147_00431593.jpg
 川柳と俳句の明確な区別は難しいと前置きしながら、こう説明してくれる「川柳M.会」のある会員。
 同会は昭和十五年に結成され、会歴はすでに五十一年。愛知県を中心に、全国に約二百人の会員がいるという。
 「歴史的にみれば、川柳はもともと人生や暮らしにおける風刺やこっけいさを表現したものですが、現代川柳はそうした古典的な川柳にとらわれないで、もっと自由に自分の思ったこと、感じたことを表現しようとするもの。その意味では短歌や俳句に近いものがありますし、短歌や俳句も現代ではより人間寄りの作品が多くなって、三者が歩み寄っている、という印象が強いですね」。
 もちろん、同会が目指すものは現代川柳。主な活動は毎月一回の句会と、月刊機関紙『緑』の発行だ。
 句会には毎回三十~五十人が参加。あらかじめ用意された課題をもとに作品を披露したり、即興で作品を詠んだり、時にはおしゃべりに花を咲かせたり……。作品を生み出す苦しみと、なごやかな交流風景が入りまじって、毎回熱気がムンムン。
 「句会は、他人と作品の出来不出来を競う場ではなく、一つの作品を、考え模索しながら作ることで、自分の心を養っていくところ。即興の作品がうまくできなくても、気にしなくてもいいから気楽です」「作品は五・七・五が基本ですが、カタチにこだわらず、字あまりや字足らずでもいかに“心”を詠むかを大切にしているんです」
 当然作品がうまく作れるにこしたことはないが、不思議に上達というのは、“徐々に”ではなく、ある日突然ポンとひとつの壁が超えられるものだとか。
 「作品を作る時は、いつも楽しいとは限らない。むしろ苦しいと言った方がいいくらい(笑)。でもどうといったこともなく書いたものが、誰かの心にしみたとき、やっていてよかったと思うんですね」
 会員は二十代から七十代まで。平均年齢はおよそ四十代。「全体に高年齢です」と笑うが、作品に年齢は関係ないようです。モノを作る情熱が気を若くしているらしく、句会のあとも、若い人に誘われて映画やコンサートに行ったり、食事に行ったり。会に入っているからこそできる、若い人とのつきあいも多いですね」と、皆楽しそう。
 また、毎月発行する『緑』のほうも毎号内容が盛りだくさん。句会に参加できない他府県の会員にとっては、これがよき交流の場でもある。作品を郵便やファクシミリで送り、川柳以外にも短文や雑文、詩を寄せてくる。
 結成当初は不定期発行だったのを、百二十号から月刊にし、今年一月で三百二十号。毎月発行は大変な仕事だが、できるだけ費用をかけないように、有志がワープロで打ち、会のシンパが友情価格で印刷を引き受ける。どのメンバーも『緑』が届くのが楽しみなのだ。
 しかし「いつまでも愛好者同士で楽しむのでは物足りない、という気持ちもあるんです」。今の状態は、ちょうど役者が役者仲間を観客にして芝居をしているのと同じ。現代川柳が、江戸時代の古典川柳から大きく発展してきたように、これからももっと進歩していくだろう。それを愛好者以外の人にも伝えていきたい――が同会の夢。
 「どんなパフォーマンスをするか、今、案を練っているところ。二~三年先には表現方法を工夫して、何かをやります」と力をこめる。
 そして、今は会員の九〇%が女性。「大勢の男性にも仲間に加わってもらいたい」。全くの素人でも「指導体制は整っていますから大丈夫。大歓迎します」と、同会からのメッセージだ。
 連絡先・愛知県○○○:主宰 ☎○○‐○‐○○


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この記事の取材を受けたのは、多分Momokoさんと、M会主宰。

改めて読むと、そうだったの?なんて思ったりする。
主宰者の思惑とは自然、ずれているが、ただ会員同士の交流を楽しんだ時期。責任者の立場になると、主宰と会員の心を汲み取り、その意見が違ったりして妥協してきた時期もあったが、川柳の会を辞める気持ちにはならなかった。仲間の存在は大きかった。句を作っている仲間同志は、句の中に本音を吐きだしているからだと思う。分かりあって、譲り合って、理解しあって、許しあえる仲間であった。


けれど絶つことも一大事なのであった。思い切って“一抜けた”と、長い髪を切るような別離も乗り越えてきた。
今は、昔の仲間にたまに逢っては、すぐに分かりあえる素敵な人たちと感じられて、心の隙間いっぱいに埋めてくれていることを感じる。
単に自己満足の域にいるだけなのかもしれないけれど、それでも良いと思っている。







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by nagotu3819 | 2015-08-24 05:45 | 趣味・作品展・朦朧 | Trackback | Comments(6)
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Commented by time2022 at 2015-08-24 08:19
17文字の一行詩…
五・七・五、十七文字の中に、人格や風俗、人生を詠みこんで、喜怒哀楽を表現する…
行間に思いを漂わせるという事でしょうか
サラリーマン川柳は今は大人気で、言い得て妙…思わずくすっと笑ってしまいます
毎回楽しみにしてる一人です…。◠‿◠。✿
17文字の一行詩にも興味が湧きました
5行詩というブログを書いてる方がいらして毎回楽しみで仲良くしていただきましたが…
残念な事に閉じられてしまいました
言葉を操れる方は素敵ですね
Commented by banban0501 at 2015-08-24 10:53
木曜日のテレビ番組で
芸能人が俳句を詠んで
辛口な俳人さんが 批評をするのですが
あんな雰囲気で
句会も運営されていたのかしら?

同好会から 勉強会へのステップアップも
難しいですよね
Commented by PochiPochi-2-s at 2015-08-24 17:29
川柳ってこんなに難しいものだったのですか?
私も、ただ単に、季語がないから俳句に比べたら
楽だと思っていたのですが…

日常生活を読んでいる短歌や俳句が好きです。
その言葉の裏にいろんなことが想像できるので…

でも、読むだけ。
詠めません。憧れです。
Commented by nagotu3819 at 2015-08-24 23:16
♣タイムさん、ごきげんよう。
現代川柳が20年も続けられたのは、やはり詩的要素が高いと感じられた結社だからです。
そして現実の出来事を、ユーモアで躱してみたり、穿ってみたり、洒落た風刺で言い得ることのセンスが面白いなと思ったからです。
始めはちょっと…ネと、そんなに興味も無かったのですが、チャールズ皇太子がダイアナを伴って初来日した時のスピーチが、川柳の心に通じているわって感じたのです。
日本人はユーモアを解さないなどと言われて久しかったころ、江戸時代から楽しまれてきた川柳に、そのユーモア精神が宿っているんだ…と気付いたのです。
泣くことが好きだった小説を楽しんでいたのに、こんな笑いも良いじゃないと、少し心が別の方を向いたのです。
きっかけって、面白いですね。
Commented by nagotu3819 at 2015-08-24 23:25
♣バンバンさん、ごきげんよう。
私その番組を過去に偶然見ました。
女性の先生が、的確なアドバイスで見事な俳句に生まれかえらせるような…?
そういう番組でしたよね。
偶然なので、どの日に流れたか、特別番組でもあったかとあまり追跡しませんでしたが、確かに面白いと思いました。
記事には「指導体制が整っているから…」と言われていますが、句の一つ一つに添削など一切なかったように思います。
ただ、5句提出で3句を選んでくださって、どういうのがいいのかという方向付けを講師はしてくださっただけのような気がします。みんなの練習句の選句を聴き、それぞれの心で動かされたものが、良い悪いと学んだ気がするんです。
積極的な指導と言うより、個々人の心で受け止められるものを大事にしたということですね。
ちょっと破格な指導法でした。
Commented by nagotu3819 at 2015-08-24 23:50
♣ポチポチさん、ごきげんよう。
何でも突き詰めて考えれば難しくもなるようですね。
上手くなりたいとか、人からの評価を得たいとかいう願望が工夫する心になるのでしょうか。
句会で日頃の勉強会の成果が表れてきます。何人かの選者が立ち、たくさんの句の中から、天地人と佳作20数点が選ばれ発表されます。ささやかな賞品も出るんですよ。
それらの手伝いに脇取りを務めたり、その日の講演の手伝いなど致しましたし、投句もいたしましたので、所謂役者が演じ役者が観客という感じでもありましたね。

>「どんなパフォーマンスをするか、今、案を練っているところ。二~三年先には表現方法を工夫して、何かをやります」
…とありますが、その後に中部地方で朝日新聞社と共催で、春秋年2回の川柳大会を開催したのです。
主宰は間もなく(五十代で)脳梗塞で倒れ左半身の自由が奪われましたが、入院中に川柳を作ってリハビリのひとつとして訓練、普通は講師としては出来ないだろう運命を辿ったかも知れませんが、全会員の支えもあって、また以前と同じように主宰を務められるほど復帰を叶えました。
凄いなぁと思います。
病後20年くらいになりますが、今はかなり頑固になられたとか。それだけの強さがあって今があるのでしょうね。
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