17文字の一行詩

新聞の切り抜きを、埋もれた紙くずのなかから発見した。

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24年も前の新聞だ。中日新聞の記事を誰かに頂いた。
この勉強を楽しんでいる教室風景の中に私が写っている。

子どもが当時通っていた小学校に「市民教養ルーム」という部屋が設置された。校長先生は市民がその部屋を活用されることを強く望んでおられた。
Momokoさんが川柳を楽しんで居られていたことが発端で、その部屋を利用する第1号として、外から講師を呼び川柳教室を開校することになった。
この積極性は、市教委の手前 きっとホッとされたのは校長先生であったに違いなかった。
けれど川柳は文芸か、俳句の失敗作が川柳か…、などの当時首相の言葉やらが耳に入っていたときで、私は全然参加する気は無かった。特に私は川柳に偏見があったと言える。
そして、川向こうの隣の区には、社会教育センターがあり通うには便利だった。そこで「源氏物語を読む会」が開かれたことを知り、そちらに参加していた。その時に、偶然その講座でご一緒となったMomokoさんとChieさんに背中に合図を受け、話しかけられた。「教室が終わったらお茶しませんか」と。
あとで判ったことだが、彼女は文学講座に参加して教室に居る人間を物色し、川柳仲間を増やそうとしていたのだった。
私はちょうどコーヒーを飲みたかったので、頷いてお約束してしまったのだ。そして社教のお隣の喫茶店で席を共にした。
その時に、さっと出来たての「川柳教室の会報」を目の前に出されたのだった。
「こういう作品を書いています」と、紹介されたのであった。その会報は同じ宿舎に住んでいる友だちの見慣れた文字の手書きだった。
「明後日市民教養ルームでお勉強会があるから、ぜひ自作の川柳作品を持っていらっしゃいませ…」と。
「川柳を作ろうと無理しなくてもいいのです。あなたの感性で17文字の作品を書いてきてくださいね。」
「課題詠5句、雑詠5句をご持参くださいね」と付け加えられて、「ぜひ勉強風景を覗きに来て下さいませんか…。」というお誘いだった。
川柳教室というルールも知らず、いきなり10句を作って…などと、宿題を出されてもとても行く気にはならなかった。でもしかし、ちょうど何かをしてみたいという年齢でもあったのだ。
(ちょっとだけ覗かせてもらおうか)という気になって、寝る前に5,7,5と考えだしていたのだった。

その後20年間も、その川柳教室で世話役にもなり、分教室ができるとその責任者にも当てられ、会報作りのメンバーに加わり、結構大事な歯車として動こうとは、思いもよらなかったことだった。
そんなきっかけを作ってくれたMomokoさんだった。
最近は年賀状だけは、くださってお元気だという証拠として続いていたのに、「今年は都合が悪かったのか、音沙汰がなかったわ」と、お仲間だったShiduyoさんに話題を持ちかけ、彼女の消息を伺った。
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ああ、彼女は昨年、老人介護施設でお亡くなりになったとか。
それも頭の切れる人情家のMomokoさんが、認知症ここクリック)を患っていたとか…。<あ~、あなたもなの?なぜ避けられなかったの?>
お葬式にはChieさんだけに連絡があり彼女が列席されたという。

「お母ちゃんのカレーライスがどこのカレーライスよりもうまいと息子が言うの…。」と照れながらお話になったMomokoさん。当の息子さんはどうしたのだろうか。
仲間の統率力では、かなり鬼気迫るような勢いもあったし、先生に詰め寄ることもあった、元気あふれた彼女だったのに…。
人間は壊れることが有るんだね…。
享年80歳…くらいかな。
人生50年のころは、もっと単純にこの世とお別れできていたのに、滅茶苦茶に壊れるまで他の人たちに見せて逝くという時代なのか。
100歳を超えても自分を見失うことなく生活している人もかなり居るのに、その要因は何に依るものなのだろうか。



健康的な食事と身体運動を心がける人は認知症になりにくい

多くの研究者が、認知症と食事、身体運動についての研究報告を発表しています。
そのどれもが「バランスの良い食事」と「適度な運動」が大切であると指摘しています。
できるだけ早い時期から体に気をつけた生活を送ることが生活習慣病を抑え、結果的に認知症の予防になるということなのでしょう。
(websiteより)


年なりにしっかりした面が薄らいでも、自然の中の出来事として他の人々から温かい目で見守ってもらえる程度に有りたいものなのだが…。
こうして若さを誇っている時を知っている人が…こうなってしまうのだなんて…。
先のことは分からないとすましてばかりは居られない気になるのだ。
心身ともにアンチ‐エイジングを心がけたいけれど、どこまで逆らえるのだろうか…ね。










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by nagotu3819 | 2015-08-23 05:00 | 趣味・作品展・朦朧 | Trackback | Comments(8)
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Commented by banban0501 at 2015-08-23 14:30
たった17文字に込める思いは
川柳も俳句も同じなのでしょうね

季語がなくても いいので川柳の方が
楽かな?なんて 思うド素人ですが・・・

これをし続けても 認知症のなるのですね~

そろばんをし続けても認知症になるのですよ

すべては何をするかでなく
どう生きるかという姿勢にかかわってくるのかも?
Commented by nagotu3819 at 2015-08-23 16:48
♣バンバンさん、ごきげんよう。
台風接近のニュースで幾分暑さは抑えられていますが、蒸し暑さが我慢できません。そちら方面はいかがですか。
川柳は季語が無くてもいいのですが、象徴として季節のものを入れて歌っていることが多いですね。
夏には元気・たくましい、冬は篭るけれど豊かとか…。
川柳の会発足にご苦労されたMo.さんは、とても作句がお上手で川柳知らずの私にとって先を歩いて行かれる方でした。
最近、よく耳にしますのは、認知症になった…などでどんなことをしたら罹患?しないですむのかと、防げるものならそうしていきたいと思いつつも昔の自分では無くなっていることを嘆きます。
それだけ「成長している」と、若さばかりが輝きではないと思っていますが。
赤ん坊からだんだんと成人に近づいてくることは嬉しいですが、成人したらだんだん老人になるのは自然。だからそれも成長した証なんですよね。人は自然の中に生かされているんですから。
堂々巡りで、それでも一段ずつ階段を上って行くことを感じています。今その階段の上がり口で、戸惑っているんですね。
昨日の階段は今日の高さではない…のですもの。
そこを離れるとまた、開けてくるものを見つけられるのですよ。
Commented by weloveai at 2015-08-23 16:53
前列の真ん中に写ってるのがそよぎさんでしょう?
今と雰囲気が変わってません。ヘヤースタイルからそうかなって直感です。
周りに居りますが
認知症は本人自身はそうは思っていない事が多いでしょう。
壊れてしまってる自分を理解してもらえないのが苦しいかもしれません。
Commented by PochiPochi-2-s at 2015-08-23 17:07
こんにちは。

かつてのよく知っていた仲間が認知症で亡くなられたということを知られたショックはとてつもなく大きいと思います。
しかし、これをしていたから大丈夫、あれをしていなかったから
不安、認知症にかかるかもしれないと心配するのも、何かちょっと違うのではないかと私は思っています。
「あなたはまだ若いからよ」と、どこかから聞こえてきそうですが、そよぎさんも調べられたように、アルツハイマー型の認知症はどうしようもないもので、ある日突然ということが多いようです。↑の方がおっしゃるように、自分の生きる姿勢が一番大事なのでは?あまりにも健康志向、情報過多の世の中。その情報に振り回されている人が多すぎるというのが私の実感です。
いまアルツハイマー型の兆候がなく、自然な物忘れぐらいなら、
あまり心配をせずに日々の生活を楽しく過ごす方に持っていか
れたほうがいいと思ってますが…
散歩も楽しむ散歩、友達との会食も基本は楽しむ、できれば前向きな会話を楽しむ、コンサートや美術展に行く、絵を楽しんで描く等々。そよぎさんも趣味がたくさん持ってられるのだから、
認知症など心配せずに、趣味を楽しまれたら?と思います。

偉そうに、はっきりと言って、傷ついたらごめんなさいね。
気になりましたので。
楽しくいきましょう‼︎



Commented by nagotu3819 at 2015-08-23 21:17
♣ゆすらうめさん、ごきげんよう。
多分、ピンポ~ン!
…ですね。私も「多分」としか言わないわよ。24年前のこと、写されるってあまり意識していなかったの。
新聞記事になるとも、知らされていないし、新聞の写真は鮮明なようで、不鮮明だし…ネ。
最近の関心事で、話題は「認知症」。
Mo.さんもそうだし、同い年の友人、Mi.ちゃんも怪しい所を遭遇してしまったし…。ショックでした。
身近に迫っているということを感じましたから。
これから先のことは、全く分かりませんが、何なりと自分で察知できるなら、いち早く処置できるようにと思います。
いつか、ゆすらうめさんも「認知症」診断のことを話題にされましたよね。それで早速定期診断の予約が入っていたので、主治医の先生にどうなんでしょうか…、お薬を飲み忘れることもあって、心配ですと、申し上げたら、笑って大丈夫ですよと安心のエールを下さいました。
夫はある時期、俳優の名前などどうでも良いかな…と思われるようなことまで、盛んに記憶を辿り正解を求めてしつこいくらい追っていましたっけ。
教壇に立つときの用心に必要性を感じたのでしょう。
ちょっとしたことでも馬鹿にしないで思い出すことの作業?をしていましたっけ。
なるほどと思いましたよ。
長く生きるということも、それなりの努力が要るようでですね。
Commented by nagotu3819 at 2015-08-23 21:49
♣ポチポチさん、ごきげんよう。
よく母は私の言葉や、対処の仕方について、私をそっと眺めてこう言いました。
今はそう思うかもしれないけれど、きっと年齢になれば分かりますよ…、深い意味合いで感じますよと。
ポチポチさんも、お若いからこの話題には一緒に乗っていられない気持ちがあるのでしょうね。
ちっとも偉そうな発言だとは思いませんよ。
ましてや傷ついたようなこともございません。大丈夫です。
ポチポチさんのお考えは、それなりなんだと理解するだけです。どうぞご心配なくね。
言いたいことははっきりおっしゃった貴女が私は好きです。
昔からの友だちにも、はっきりと言っていないんじゃないかとか思いますと、私の悪い癖で、本心はこう思われているのに、言えないんじゃないかと推し測ってあげたくなるのです。
それを話してみた別の友だちは、「考え過ぎよ、そんな心配はないよ…」とたしなめてくれるくらいなんです。
はっきり言われたら、そうじゃないとか反論も出来ますのに、推し測って思いやって、やんわりと対処しなければならないんじゃないかと心配するんです。実は顔に表れていたりしてね。
お逢いすれば心から分かったりするんですよね。
ゆすらうめさんは私を女性特有な考え方ですねと言われます。
女ばかりのきょうだいで、多感な中学時代は嫌味な気持ち悪い目つきの男子に狙われ怖かったし、高校時代は女子校で男子のことはさっぱりわからなかったけれど平穏でしたし…、そういう環境で大きくなったので、ピリリと感じる箇所はあるけれど、考え方は世間的(一般的)な考え方の道筋を通っていないという傾向にあるかも知れません。
人の心は一筋縄では解釈できないと思っているんですが、男子っぽい考え方は、比較的分かりやすいし直観的で割り切った目を持って、比較的単純で、つかみやすい考え方をするのでしょうね。
これも一方的な受け取り方かしら?…ね。
人それぞれが良いというのが一つの考え方でもあるわね。


Commented by PochiPochi-2-s at 2015-08-24 06:14
おはようございます。
早いでしょう? 久しぶりです。

↑、多分性格でしょうね。
書かれている文章からなんとなくそう思ってました。
女性ばかり(勿論、お父さんはいますが)の中で育った
のではないかと。学校もたぶん女子校だと。
友達によく似た人がいますので…

私は正反対(?)です。
弟2人、姉も妹もいません。学校はすべて男女共学。
高校時代は女子は1/3ぐらいに学校でしたし、
大学時代のクラブはワンダーフォーゲル部、
女子部員はさらに少なかったです。
私の考え方は男性っぽいと思いますよ。
そんな私ですが、これからもよろしくお願いしますね。

ただ、情報過多の世の中、あまり情報に振り回されない
ようにね。そう思います。先を心配するよりも今の方が
大事だと思ってます。
Commented by nagotu3819 at 2015-08-24 19:18
♣ポチポチさん、ごきげんよう。
久しぶりに早起きされたのですか?
それに引き替え、お返事が遅れてごめんなさいね。
今日は1カ月ぶりのメンバーで集まる約束の日でした。
時間を気にしながら午前の時間で、気もそぞろでした。
例の友だちのお見舞いに…と集まる仲間ですが、今回は諸事情でお見舞いを見送りました。
そこで、お茶しながら色々盛りだくさんの話が展開されました。集まる仲間は同世代ですので、先の話が多かったですよ。過去の話も出ましたが、過去の話だけでは老いている証拠です。将来の話がでるということは、過去の話に盛り上がるよりも、若さが見えることなのです。たとえ、弱く頼りなくなってしまう内容でも、先の話ですものネ。
もし、もの事が理解し難く忘れっぽく(認知症)なった時に遭遇したとしても、子どもが困らないように、施設はどう準備しようか…とか、こういう所もあるよとか、○○さんが癌になって大変だと思うけれど、奥さんには何なりと準備し配慮しているとか。
友だちが今入院しているから、結構切実に考えていますね。
私以外は男性っぽい考えかたや受け取り方というのでしょうかね。
また、男性も加わっていますので、物事をすっきりと解釈の傾向で、年なりの度忘れや困ったことなども事例をあげて明るく話されます。予防というより成ってしまったらどうするかなどという話題も。来る将来に備えて考えていることなどが、目下我々の関心事と言うことでしょうか。
暗い将来というわけではなく避けて通れぬ部分に目を向けていることを力強い気持ちで話します。ここに書いているだけではその辺が分かりづらいかもしれませんね。
また、先月から仲間で話題になっている「旅」の話題もボチボチと纏めの段階です。ちょうど今日の集まりで、旅行社に予約したところです。
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