この春に心奪われたことがあって、いろいろなことが
停滞してしまっていた。
まさしく多忙…心を無くしてしまうほどに思い惑って
いた身辺がざわざわしていた。
ようやく落ち着いて元の生活に戻りつつあり、
私を取り戻してきていた。
そこで、半年くらいご無沙汰の「風ギャラリー」を
訪問した。
本当にゆっくりと、思うままに共通して判りあえる内容を
心ゆくまま、思うままにおしゃべり出来て、
今ようやく自分らしくなってきたという心境である。
風ギャラリーの立役者の皆さん
↓
それぞれのテーマでそれぞれのキャラクターを演じてくれる。
時にはユーモアたっぷりに、時には心に哀しみをこめて、
また時には考えさせられて、またあるいは愉快爽快に…。
以下はギャラリーのAkasakiさんのメッセージ。
――デュエット――
今日はカラオケ仲間の集い
ちょっぴりおめかしをして近くのカラオケスナックへ。
トップバッターはいつもの
二人のデュエットで始まる。
上段
――さくら…一期一会――
桜花力いっぱい咲くからに
生命をかけて我が眺めたり 岡本かの子
今年の桜は今年限り、一期一会の桜に
万感の想いを込めて…
中段
――朝帰り――
いつもと違う朝の食卓…
取りつく島もなく妻のオカンムリ…
この息苦しさに耐える時間の長さは
(ああ…… )
※この「朝帰り」」は気づきにくいかも知れないので、傑作で笑えるツボを解説しますね。一番下の写真の背景の部分にもありますので、ご参照ください。旦那様は朝食のテーブルに着きながらも、新聞は逆さま、テーブルの下では奥様からスリッパで足を踏みつけられています。奥様の怒りをやり過ごすため、ひたすら姿勢を低くして耐えているんですよ。笑えるでしょ?
下段
――お点前――
この空間の、ちょっと緊張した時間…
一服のお茶が
ゆっくりと心を引き締めてくれる
上段
――写真館――
人生節目の記念の時々…
写真館に足を運ぶ
カメラの前に立つ緊張感が、いつか
懐かしい想い出となる日がくるから…
下段
ここにもメッセージがあったのだけれど、
うっかり記録しなかった。
↑背景の大きなパネルは、このギャラリーをテレビの放映で知ったある業者が試作パネルを寄付して下さったという。LEDの電球が備えてあってオーロラのように揺らめく光の演技があり、BGMが流れ、遥かなその雰囲気を出してくれている。
それにしても、Akasakiさんの人徳のなせる技ね。色々な備品が役に立つかもしれないと、気がついた方々からの心からの協力品が、自然に集まってくるという。
次の間のコーナーは、小説やエッセイ、アルバムにもなるような
写真を散りばめたたった一つだけの紀行文の本もある。
ほとんど彼女の手づくりの製本によるものだ。
本当に真似のできない色々なことをなさって
楽しんでおられる。
尽きないお話に何度か腰を上げては、
だいぶ日が長くなったわねと、
再び腰を下ろしたりして
6時に近い時間にあわてて
名残惜しみつつ、お暇とした。
少し前の母の日(5月第2日曜日)に、娘たちが母の日の感謝をしてくれた。
昨年のクレマチス、そして今年の黄色いバラとひよこのケーキ。
また、もう一人の娘は我が住まいに比較的近いので、お呼ばれである。
車を飛ばしてお邪魔して仲良し夫婦と孫たちの顔をみて、その成長に驚かされる。
ガラスのポットに中国茶のような固く乾燥させたジャスミンティーの中から、カーネーションがお湯を注ぐと見えてくる。この細工の細かさは、中国茶に日本の心を組み込ませていると、思った。
こちらの娘は、妹夫婦を呼んで一緒に楽しもうと計画していたのだが、その妹は教職についているので5月になると、新学期の疲れが溜まってくるのだろう。明日に備えると、参加出来なかった。
上の娘もカウンセラーの仕事もあるが、少々自分の時間も取ろうと思えば取れるようではある。しかし、今年は転勤で大変なのだろうが、何かと気遣ってくれている。
二人の娘に、ありがとう!と、ありがとうの交響曲の日であった。