この日、午前中に別件で待ち合わせがありました。
その足で東京国立博物館へと向かったのです。
12時50分に国立博物館に到着。【「翠玉白菜」待ち時間190分・最後列】と札を掲げるところへと並ぶことにしました。
あぁ、ここら辺りが東京です。地方都市ではこんなに列を作って順番を待つのでしょうか。
人が多い、東京で観たいと地方からも来る方も居る…などで、自然に集まってしまうのですね。
途中パラパラと雨があり、長蛇の列は、表慶館に一旦入って左へ2室進んで、そしてUターンして入口の部屋に戻り、右に2部屋蛇行してから、50人ずつ数えられてその表慶館 を脱出できたのです。
やれやれと思う間もなくテントの張られた下をまた長蛇の列に従って待ちました。
あ~、お腹が空いた…。2時にもうすぐなるんだと思ったら、立っていることが大変なことになっている状態だと思いつつ…。
ようやく本館のアプローチ、屋根の下に辿りつきました。これまで2時間とちょっとの辛抱でした。
ところが、まだまだ喜んでは居られない。
本館に入ったら、また控えの間を蛇行して入口は何処なのか…と辛抱強くね。
その部屋では、翠玉白菜の画像がDVDで案内されて期待を持たせてくれていました。でも、もうどうでもいいかと思える状態の心境でした。
とにかくその入り口で入場券のもぎりを受けてその部屋に入りましたが、またまた蛇行の列。
ようやく「翠玉白菜」が輝いている当たりが垣間見えました。
まさしく入場。その周りは、二重に動くことが許されていて、1列目は止まらないで歩き続けて拝見、2周目の時は気に入った場所で止まって観ててもよいと入る前にご注意があり、その点は観る側には覚悟出来て混乱も無く拝見出来たのでした。
大きさ19cm。キラキラ輝いていたのです。翡翠を白菜などの野菜にして鑑賞するのかしらと感嘆しました。
まあ、時間をかけて台北国立博物院へ行ったと思って観たというお話です。
うん、こんなものなのか…であるが、観たと言うことの大きさというか、馬鹿らしさと言うか…。
でも、自分の中では、満足感で満たされた。
「ナンテッタッテ…アイドル」じゃないけれど、なんてったって、こんなに待たされて観たのですものね。
素晴らしい宝石の彫り物の作品を観てきました。
その後で、NHKテレビで詳細に説明されていました。
なんと素晴らしいのでしょうか。平成館でその他の宝物を拝見しましたが、7日までの翠玉白菜に並ぶお宝の数々でした。
東洋館別棟1階 ホテルオークラレストラン ゆりの木で。遅お昼を食べる。
あ~。花より団子か、武士は喰うわねど高楊枝か…。
ホテルオークラのレストランは、一番お値打ちのものでも流石美味しいと…思いました。
お土産は自分の記念に…。