ご注意!最近、ブログやインターネットにアクセスすると、「おめでとうございます」など怪しいサイトに繋がるようなものが突然出ます。絶対に無視してください。画像はweloveaiさんのページからお借りしました。
今「夏椿」が優しく繊細に咲き誇っています。これが、平家物語で言うところの、沙羅双樹のことだというのです。
ず~っと、私はこの夏椿をある想いを込めて眺め愛しんでいました。
ところが、ある日友だちが「本当の沙羅双樹が咲いているのを見たのよ、赤い色の南国の花でしたよ。」と、思いもつかぬ花の様子を喋るのです。
気になりました。調べました。
お釈迦様の生まれた国では日本の夏椿では無かったのでした。
左画像は、我が家の夏椿。朝日の光りの中で、葉っぱの方に肥料が行き過ぎてしまい花が小さいです。高い木の上の方に紛れるように小さく咲いていたので、気をつけていないと見落としてしまいそうです。
コンデジのズームで撮ってみましたが…、不満足な画像ですみません。
子猫さんのコメントで、もしかしたらと思い書き添えました。
うちのはヒメシャラですね。以下は
右のページのコピーです。http://ameblo.jp/hiro-1/
「タイに魅せられて」(一部コピーさせて戴いております。どうぞ、上記のホームページをご覧ください。)
【チョットややこしいのですが、タイ仏教では、仏陀の誕生と入滅を見つめた樹は、どちらともホウガン木とされているのです(下写真)。同じ仏教国でありながら、“ 如何して違うの? ” と思うのですが、その原因は、如何もタイ側にありそうです。
タイ語では、ホウガン木のことを、
サーラ・ランガー สาละลังกา(スリランカ系ホウガン木)、或いは、サラー・インディア สาละอินเดีย (インド系ホウガン木)と呼びますが、漢語では、
沙羅双樹と漢訳されています。 (注) 沙羅双樹 = 沙羅の木
タイ仏教では、お釈迦様の誕生と入滅を見つめた聖樹はどちらも沙羅双樹
タイ仏教も日本仏教も、仏陀の入滅を見つめた聖樹は、どちらも沙羅双樹なのですが・・・面白いことに、タイ仏教では、ホウガン木(サガリバナ科)を沙羅双樹としているのに、
日本仏教では、夏つばき(椿科なつつばき属)を沙羅双樹としています。
その真相は、仏陀入滅の折に、“ 沙羅双樹の花が鶴の羽根のように白くなった ” という伝説から、日本人僧侶が、“ 沙羅双樹 = 夏つばき ” と勝手に思い込んで広めたというのが真相のようです。正しくは、沙羅双樹は、熱帯気候に自生する “ サガリバナ科のホウガン木 ” で、
日本にあるとするならば “ 温室栽培 ” されたものに限るようです。
とすれば、やはり、平家物語の冒頭に登場する
“ 祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色・・・ ” は、ホウガン木ではなく、“ 夏ツバキ ” を意味していることになりますね。
沙羅双樹(ほうがん木)の花房
沙羅双樹の花は、30m前後の高木に、淡い黄色と鮮やかな橙色で房状になって咲いていました。門外漢の僕には分かりませんが、本当の花弁は退化して無いのだそうです。見れば見るほど典型的な熱帯樹の花房で、日本でこんな花を見たことがありません。
日本仏教・・・・・お釈迦様の誕生を見つめた聖樹・・・憂いの無い木(安産の木)
インド仏教・・・・お釈迦様の誕生を見つめた聖樹・・・憂いの無い木(安産の木)
タイ仏教・・・・・・仏教と関連なし・・・・・・・・・・・・・・・・・悲しみを増す木
ヒンドゥー教・・・シヴァ神の妃が好んだ木・・・・・・・・・乙女の願いを叶える木 】
以上です。