連休ボケの町に、ちょっと出かけてこようと、SUICAにチャージした。
一生懸命に検索して割引クーポン券も印刷して出かけた所は…、ず~っと前に出かけたことのある小さな美術館。
『女学生の友』の挿絵の中の美少女…その挿絵画家藤田ミラノの展示会。
独学で絵を描かれていたのかと思っていた藤田ミラノは多摩美大、日本画科の出身と知った。
あの当時は、中原淳一とか松本かつぢ、高畠華宵などがいたけれど、断然印象に残っているその絵。
印刷を通して観ていたが、その原画が素晴らしい。柔らかな筆致…優しい色合い、その雰囲気は、やっぱり原画だ。画家の指先に触れているような感激だった。
中学生時代には、コンテであの澄んだ凛とした眼差しのミラノの絵に吸い込まれるように、模写したりした。
友達も同じく家で描いて来たものを、お互いに交換したりもしたし、それを見て美術の先生も何気なく応援するように称賛しても下さった。
肖像画、人物画は、どうしても描く人に似ている気がする。
こんなに綺麗な少女を描く人は、きっと素晴らしく美人に違いないと思いながら気になっていた。しかし、いつの間にか『女学生の友』から彼女の挿絵が見えなくなってしまった。
この展示会でわかったのだけれど、藤田ミラノはフランスに渡っていたのだった。
ピエロの絵のポスターが評判を呼んで、あちらでも不思議な香気をもつ画家だと評価されていたのだった。
美術館を出ると、猫がねそべって居た。ちょっと絵のモデル風だと猫にカメラを向けた。
ニャ~ニ?と、私のカメラに視線を投げてくれたのが、嬉しかった。
ちょっと前まではこの指輪がす~っと入ったのに…。
気がついたら、だるまさんのような指!
その指に相変わらず指輪をしていたからか原因がはっきりしないけれど、左手の薬指と小指が痺れたような感覚となって1週間になる。
そんなに無理して指に嵌めていた訳じゃないと、思っているのに…。
やっぱりこの太った指を見ていると、締め付けられていた指は被害者だ。
絶対、痩せようと決心した。
指輪をはずして、5日間…ようやく痺れは、以前ほどではなくなったが、まだ少し痺れている。
やっぱりきつい指輪の所為だったようだ。
by nagotu3819
| 2011-05-06 23:57